慶安元年の本殿の造替と同時期に建てられたと考えられる。旧本殿の向拝柱を転用した太い角柱が三本存在している。福山市指定重要文化財。
高床の舞楽舞台に入母屋造妻入の屋根を架け吹き抜けとなった「舞殿」の形式である。
鳥居をくぐって2つ目の門。本殿と下随神門、鳥居と一直線上に並ぶ。左右には楽所が配置されており、神楽殿で舞楽が奉奏されたときの雅楽演奏場所、着替えの場所であったと考えられる。
馬は神のお使いとされ、神社に絵馬奉納し願うという慣習は今でも残っている。いにしえに、木馬を奉納し神馬(しんめ)として大切にされてきた。20年ほど前に國學院大學の学生らの手によって修復された。
今でも相撲が神社に奉納されることはよく知られているが、力比べのため、力石を神社に奉納されたのだろう。
ここで手水をして心身を清め、ご神前にお参りします。
随神門の中に鎮まる随神が門守として神社を守っている。八脚門で、福山市の重要文化財。
樹齢600年ともいわれる境内最大の御神木。境内の変遷を見続けてきたのだろう。
吉備津神社の入り口に建てられている花崗岩製の明神型鳥居で、本殿と同様に慶安元年に建てられたもので正面に「吉備津一宮」の銅製の額がかかげられている。
マツダスタジアムがまるごと入る大きさ。昔はここでみぞぎをして、心身を清めてご神前にお参りしました。
本殿(国重文)前に設置された六角燈籠で高さ2.9mある。本殿の再興を祈念して福山藩主水野勝成公が慶安2年に建てた。
寒い冬に可憐な白い花を数枚咲かせる。
拝殿南側の石垣。「月」「日」「日の出」等がちりばめられている。
拝殿北側の石垣。昔話「桃太郎」のお話がちりばめられている。
神楽殿南の神池。